「検査」を大切にします

正しく自分の身体を知る為の「検査」

大森カイロプラクティック院では、カイロプラクティクの理念に基づいた検査を行っています。

カイロプラクティクの目的は、人体におけるすべての神経支配(脳から出た神経は脊柱を通る)の機能的正常化を図ることによって健康を回復させると共に、自然治癒力を増進させることです。

背骨・骨盤を中心とした骨格構造のバランスの異常を整え、背骨によって保護されている神経の働きを正常に導き、背骨の歪みによる片寄った負担と神経の働きを良くすることできます。

ただ痛みを抑えるだけの治療法ではなく身体に宿る自然治癒力を最大限に引き出すことで自身の持つ治る力により様々な症状が解消されていきます
しかしそうはいっても本当に身体の状態が変化しているのかどうかは、患者様の自覚としての「痛みの軽減」「体の軽さ」「動きやすさ」など限られたことでしか判断できないことも多いようです。

大森カイロプラクティック院では『背骨・骨盤のゆがみ』『神経の働き』を患者様に理解して頂けるよう客観的に見て身体の状態の変化が分かる信頼度の高い検査分析装置を使いながら検査しています。

上記の目的を達成するための検査をしています。

 

1.背骨・骨盤の歪み、バランスの異常の検査

ここでのチェックしているのは、下記の7つのポイントです。

背骨・骨盤の歪み、バランスの異常の検査

  • 身体の傾き
  • 頭の傾き
  • 左右の肩の高さ
  • 左右の骨盤の高さ
  • 骨盤の歪み
  • 背骨の歪み
  • 背中の筋肉の片寄った膨らみ

 

当院では・頭の傾き・左右の肩の高さ・骨盤の歪み・背骨の歪みなどの、チェックしている部位をデジカメ等で撮影して、身体の歪みの様子を実際に目で確認していただくことを採用しています。

 

2.神経の働きの異常を検査

背骨・骨盤のゆがみなど、筋肉・骨格の異常は、視診、触診などの検査により比較的容易に検査することができます。しかし神経の働きの異常は、視診、触診などの検査では、客観的に見て信頼度の高い検査をすることは難しい所です。

 

\ 神経の働きは機能的に分けると、3つに分けることができます /

01. 知覚機能(知覚神経)

患者さまの症状として多い「痛み」は知覚神経の異常です。分かりやすいのは、皮膚感覚で、痛覚・触覚・温覚・冷覚です。

02. 運動機能(運動神経)

身体の筋肉を動かしています。歩いたり、立ったり、座ったり、物を持ったり、自由に体を動かすことができるのは運動神経が働いているおかげです。腕や足腰に力が入らないのは運動神経の異常になります。

03.自律機能(自立神経)

自律神経は内臓を動かしたり、汗をかいたり自分の意志で動かせないところを自動的にコントロールしてくれる神経です。
自律神経に異常が起きてくると、眠れない・めまい・動悸・胃腸の調子が良くないなど様々な症状が出てきます。

 

大森カイロプラクティック院では、神経の働きを確認することができる専用の機器「インサイトディスカバリー」を使い、通常では診ることのできない神経の働きを測定し、測定結果を実際に目でお見せするシステムを採用しています。
この測定を定期的に行うことで、痛みの改善だけでなく根本的な体の変化を客観的に確認することができます。

 

インサイトディスカバリー

インサイトディスカバリー実演

NASAで無重力状態での宇宙飛行士の背部筋の変化を測定するために開発された技術を、カイロプラクティックの臨床に応用してつくられたものです。

インサイトディスカバリーには「皮膚温測定、筋活動測定、脈拍変動測定、脊柱可動域測定、圧痛度測定」の機能があり姿勢分析と脊椎の神経機能異常の有無を確認し、アジャストメントの効果を測定するために利用します。
治療前と治療後の脊椎の状態の変化が視覚的に現され、体の変化を客観的に確認することができます。

NASA

 

どんな事が分かるの? 〜表面筋電計の説明〜

表面筋電計は筋肉の緊張を測ります。 姿勢を正して座った状態で

  • 背中の筋肉がどの程度緊張しているのか?(力が入っているのか)
  • 過度に緊張しすぎていないか?
  • 偏って緊張していないか?

を計測します。

 

筋緊張グラフ

筋緊張グラフ

 

この検査は首から腰まで背骨の両側の筋肉の緊張を測っています

左のグラフで白い所は、筋肉の緊張が正常範囲内に納まっています。 色の出ている所が緊張の強い場所で程度により色分けされています。

 黒が一番緊張の強い所です。

右のグラフは理想的な状態で、首・腰は緊張せず、背中の下のあたりに緊張があります。そして左右対称です。

右のグラフを目指してカイロプラクティック施術していきます!

 

筋緊張バランスグラフ

次は筋緊張のバランスを見たグラフです。
下のグラフは、上記で説明した筋緊張のバランスを見たグラフです。左右差は以下の色で表示されます。

筋緊張バランスグラフ


20%未満
20%以上40%未満
40%以上80%未満
80%以上
大きすぎる場合

姿勢を正して測っているはずなのに、すごく筋肉の緊張が片寄っています。片寄った状態で筋肉を使わないと、きちんとした姿勢を維持できないということです!
カイロプラクティックを施して、背骨・骨盤の歪みを整えると筋肉バランスも変化します。

 

パターングラフ

パターングラフ

右のグラフをご覧ください。
背骨の左右に走るグニャグニャした黒い太線。これは一番初めに説明した筋緊張グラフを折れ線グラフに変えたものです。

まずここで見ていくのは、線の形(パターン)です。 白くなっている所の外枠が理想的な形です。
理想を100点とすると、このグラフの患者様は100点満点中 55.26点になります。
次に左右差を点数にすると100点満点中 57.71点になります。

全体的な緊張の高さは173.04点と高めな数値ですが、筋肉の緊張が高いほど点数がたかくなります

 

まとめ

結果として『筋肉の緊張度』と『神経の機能異常検査』。
この2つの測定を定期的に行うことで、痛みの改善だけでなく、根本的な体の変化を客観的に確認することができます。